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2011年05月22日

サンゴと藻の共生

生物学に関する歌を数多く作り、「歌う生物学者」として知られる本川達雄東京工業大大学院教授を招いた出前授業(琉球大学同窓会久米島支部など主催)が13日、久米島小学校(松元慶子校長)で開催された。

全児童67人が生き物の共生や不思議な生態について歌を通して楽しく学んだ。

本川教授は、自作の「二人はなかま」という歌から、植物である褐虫藻は光合成で栄養物と酸素をサンゴに供給し、動物であるサンゴは褐虫藻にすみかや排せつ物(肥料)を提供することで、相互に利益を共有する「相利共生」について紹介。


「自分たちの島のことを知ることは世界を知ることにつながる。久米島の豊かな自然を大切に一生懸命勉強して」と語り掛けた。

村吉拓海さん(6年)は「サンゴと褐虫藻が共生して生きていることを初めて学びました。私たちはサンゴの恩恵を受けているので、海の環境を守ることは大切だと思った」と感想を述べた。

出前授業は大岳小学校、久米島中学校、久米島高校、イーフ情報プラザ(一般向け)でも開催された。
【中島徹也】

琉球新報より

投稿者 trim : 2011年05月22日 17:17