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2011年06月23日

「暑さをしのゴーヤ」

ごみの資源化や地球温暖化防止の二酸化炭素排出削減に取り組む鹿児島県大崎町は22日、建物や室内の温度を下げる効果がある「緑のカーテン」用のゴーヤの苗とネットを町民に無料配布した。

東日本大震災の原発事故に伴う夏場の電力不足に備える町の「省エネ対策」第1弾。

名づけて「暑さをしのゴーヤ大作戦」。

配ったのは、苗3本とネット(縦横1.8メートル)がセットになった500個。

配布所となった町保健センターには多くの町民が長蛇の列をつくった。

大野優子さん(53)は「プランターに植えて風呂場の窓にはわせます」と笑顔で話した。
苗は野方支所でも配られた。

町は2005年から地球温暖化防止のために庁内の給湯ポット廃止▽パソコンなどの待機電力カット――など節電に努める一方、一般廃棄物のリサイクルにも取り組み、環境省の調査によると、人口10万人未満の自治体の中で、リサイクル率が4年連続(2007~2010年)日本一になっている。

町庁舎では既に数カ所の窓にゴーヤを植え付けており、川添俊一郎・住民環境課長補佐(52)は「緑のカーテンは気軽にできる節電対策。
さらに多くの家庭や事業所などにも広げていきたい」と話している。
【新開良一】


毎日新聞より

投稿者 trim : 2011年06月23日 16:19