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2011年06月30日

「環境こだわり農業」

滋賀県は、減農薬などの「環境こだわり農業」を継続推進するため、国が2012年度に創設する「環境保全型農業直接支援対策交付金」の適用要件として「魚のゆりかご水田」など8項目を国に申請した。

すべての申請が認められれば、昨年度の認定農地の3分の2程度が引き続き交付対象になる見通し。

嘉田由紀子知事は今後も国に最大限の支援を求める方針で「新たな営農技術の研究も重ねながら、滋賀の環境こだわり農業の推進に努めたい」としている。

魚道などを整備する「ゆりかご水田」は、生物多様保全に配慮する取り組みとして提案した。
緩やかに効果が表れる肥料の使用や牛ふんといった堆肥の活用など温室効果ガスの削減につながる対策も盛り込んだ。
環境こだわり農業は、減農薬などを実践する田畑に交付金を出す事業。
県内の対象面積は昨年度で12,000㌶と全国トップだが、2012年度から国の交付金制度が変わるため、「レンゲの栽培、肥料化」など5項目の対策のうちいずれかを加えなければ大半の田畑が対象から外れる。

県は事業の必要性を踏まえ、国に制度設計の見直しを要望した結果、国が都道府県の独自対策を交付要件に追加する方針を決めた。
県は申請内容の見通しについて「国の検証や承認が必要なため楽観はできない」(農業経営課)としている。


京都新聞より

投稿者 trim : 2011年06月30日 23:55