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2011年07月14日

建築環境総合性能評価システム


住宅資材卸大手のナイス(横浜市鶴見区)は13日、同区北寺尾の新築一戸建て住宅分譲地(8棟)の全棟で、建築環境総合性能評価システム「CASBEE―すまい(戸建)」の最高ランク「S」を取得したと発表した。

分譲地全棟でのSランク認証は全国初という。

建築環境・省エネルギー機構(東京都千代田区)が環境性能と環境負荷という二つの切り口で評価認証した。

Sランクを取得したのは同社が開発した木造軸組構法の2階建て住宅「パワーホーム」に省エネ対応の住宅設備機器などを採用したタイプ。
参考価格は1,600万円。

高断熱サッシと遮熱複層ガラスを標準採用しており、省エネルギー性能や耐震性能では長期優良住宅の認定基準を上回る性能があるという。
周辺環境に負荷をかけない自生種による緑化や雨水タンクの設置などの配慮も高く評価された。

2010年12月には同市港北区菊名の一戸建て住宅分譲地の1棟でSランクを取得しており、全国21棟のうち9棟が同社分という。

同日に本社で開かれた発表会で平田恒一郎社長は「子育てのためには30歳までに買える高性能な一戸建てが必要、との思いで『パワーホーム』の開発を始めた。若い世代が購入できる価格が前提で、施工段階で合理化を追求したことがSランクの取得に結びついた」と話した。

16~18日は鶴見区北寺尾のモデルハウスを公開する。

カナロコより

投稿者 trim : 2011年07月14日 11:13