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2011年11月17日

芝生に子育ての輪

京都市中京区の本能自治連合会が、堀川高本能グラウンド(同区油小路通蛸薬師下ル)を芝生緑化し、乳幼児のいる親に開放している。

マンション建設が続き、新住民が増えるなか、安全に子どもを遊ばせるとともに、親同士が子育ての相談をできる場所作りを目指した。

世話をする地域住民は「学区外の人にも利用してもらい、子育ての支援につながれば」としている。


同グラウンドは、利用していたお年寄りや子どもたちのけが防止などのために同自治連が2年前に芝生化した。
管理委員会の住民が芝刈りや水やり、はがれた部分の手入れなどをこまめにし、定着した。

地域は新築マンションの建設が相次ぎ、乳幼児のいる家庭が増えている。
一方で遊び場が少ない上、商店が多く細い道路にもかかわらず自動車の往来も多い。
このため自治連は8月1~18日に子ども用ビニールプールを設置し、利用を促した。
好評を受けて9月からはテントを設置し、月~土曜の午前10時~11時半(金曜は午後1時)に開放している。

毎日数組から10組程度が利用しており、グラウンドで出会って友人になった親もいる。同区の主婦小西由紀さん(39)は「周囲が囲まれていて子どもが外に出ず安心。ここで出会った母親と遊びながら子育ての話をします」と喜ぶ。

管理委員会の園壽一さん(67)は「世話をする定年退職組で、遊具を置いたり砂遊び場を設けるなど子どもを遊ばせる工夫をしている。一度遊びにきて」と利用を呼び掛けている。
雨天休止。
今年は11月末まで。


京都新聞より

投稿者 trim : 2011年11月17日 11:26