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2011年12月19日

「緑の防潮堤」

東日本大震災による液状化被害が激しかった浦安市の高洲海浜公園で18日、「緑の防潮堤」の植樹祭が行われた。

小学生や市民ら約500人が参加。
公園内の約750平方メートルに液状化で噴出した土砂を混ぜて作った堤の上に、タブノキなど約2,500本を植林した。

松崎秀樹同市長は「10年、20年とかかるが、浦安を守れる森をともに作ろう」と呼びかけた。

植林は、横浜国大の宮脇昭名誉教授が提唱する「緑の防潮堤」構想によるもの。
防風林として、また津波や高潮の際には、防波堤としての減災機能が期待される。
公園の芝生をはがして約1メートル掘り、噴砂やコンクリート片、公園の剪定(せんてい)枝を発酵させて作ったリサイクル堆肥(たいひ)を混ぜ、赤土をかぶせて高さが最大で2メートルの堤を造成。

タブノキやアラカシ、ヤブツバキなど広葉樹中心の20種類、高さ30~50センチのポット苗を植えた。
事業費は約1,000万円。

宮脇名誉教授から説明を受けたあと、子供たちはシャベルで土を掘り、ポットから取り出した苗を置き、軽く土をかけた。
市立高洲小3年の友永直希くん(9)は「植樹は初めてで楽しい」と笑顔をのぞかせた。
母の和恵さん(37)は「子供たちの成長とともに、木が大きくなるのを見守りたい」と話した。

今回の植林は試験的取り組みで全体計画はこれから。
市は「海に面した部分を可能な限り囲みたい」としており、今年度中に全体像を示す見込みだ。
【山縣章子】


毎日新聞より

投稿者 trim : 2011年12月19日 12:05