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2012年03月23日

岩手・宮城の実情を映画に

テレビ番組制作などを手掛けてきた東京の女性プロデューサーが、東日本大震災で被災した岩手、宮城両県の中小企業の経営者に焦点を当てたドキュメンタリー映画に取り組んでいる。

復興への歩みを3年間追い続け、苦闘するトップの真の思いをスクリーンに映し出す計画だ。

女性は有限会社ソラワンを経営する田中敦子さん(69)。
円谷プロダクション(東京)の創設メンバーで「ウルトラQ」「ウルトラセブン」などの制作に携わった経験もある。

撮影を続けているのは、津波被害を受けた岩手、宮城沿岸の水産加工や酒造会社などの経営者
震災3週間後から被災地に入り、フリーのディレクターや制作会社スタッフと共にカメラを回している。

当初は既存のテレビ局に企画を売り込む予定だったが、感動や涙など「復興のドラマ」を必要以上に求められることに違和感を覚え、自主製作を決断。
長期の記録映像に徹することにした。

「経営者は孤独。億単位の借金を1人で背負おうとしている」と田中さん。
東京では被災地が既に復興を果たしたかのように報道されているといい、「震災を風化させないためにも、撮影と上映を通じ、被災地の本当の姿を全国に伝えたい」と話している。

ことし夏から1年ごとに計3本を、全国の公的施設などを会場に入場無料で自主上映する方針。
ただ自己資金が底を突くなど製作費は不足し、企業などからの支援が必要なのが現状だ。

河北新報より

投稿者 trim : 2012年03月23日 11:21