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2012年03月28日

「雑紙も分別」周知

京都市は、市内から排出されるごみの3割を占める包装紙など雑紙(ざつがみ)の分別回収を本格化させる。

家庭ごみの分別が進む中、古紙ほど分別が進んでいないためだ。

モデル的に拠点回収をしたり、保管袋を配布するなどして、雑紙の分別回収量を増やしていく。

雑紙は菓子の紙箱やパンフレットなどの印刷物、紙袋、トイレットペーパーの芯など。
汚れがあったり、ぬれた紙のほか、おむつ、感熱紙、写真、のり付きステッカーなどは対象外となる。

雑紙は、現在も資源回収で古紙と一緒にリサイクルできるが、十分に認知されておらず、昨年度に家庭や事業所から出たごみ49万7千トンのうち約16万トンは紙ごみが占めた。
一方、家庭ごみは、有料ごみ袋を導入した翌年の2007年度は前年度に比べ13%減少したが、その後、減少率が鈍化し、昨年度は1%減となった。

このため、分別回収が進んでいない雑紙の回収を市民に周知し、ごみ減量を目指すことにした。

新年度から、商業施設前などで古着などと合わせて雑紙の回収をする団体への助成制度を創設するほか、地域単位で資源回収に取り組む「コミュニティ回収制度」を利用する団体の一部に、雑紙を保管する紙袋を各戸分配布し、分別を呼び掛けていく。

市は「雑紙を分別すれば、有料ごみ袋の使用量を減らせるメリットもある。
理解を求め、目標のごみ半減に近づけたい」としている。

京都新聞より

投稿者 trim : 2012年03月28日 13:38