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2012年10月17日

琉球漆器で楽しい給食

沖縄の伝統工芸に慣れ親しんでもらおうと、沖縄カトリック小学校(宜野湾市)で2日、給食用に琉球漆器を使用する実証実験が始まった

県工芸技術支援センターが主催。

5年生70人を対象に、おわん、小皿などが提供され、児童たちは温かみが感じられる器を手に、いつもとひと味違う給食の時間を楽しんでいた。
来年3月まで続けられる。

天然素材で作られる琉球漆器は、体に優しい一方で、「洗いにくい」「扱いが難しい」などのイメージから、使う人が減っているという。

同センターの糸数政次研究主幹は「琉球漆器は、傷ついたら、塗り直せば半永久的に使える。子どものころから親しんでもらい、リピーターになってもらいたい」と話す。

同センターは今回、学校の校庭にあったホルトノキを再利用し制作。

毎日の生活の中で使い続けてもらえるよう、漆の塗り方などを工夫し、食洗機でも洗える強い琉球漆器に仕上げた。

1セット約1万7千円の高価な器。
高級感漂う食器に、児童たちはわくわくした様子で給食を食べていた。
渡名喜ちみさん(5年)は「いつもより、食べやすい。給食の時間の雰囲気が違って楽しい。大切に使いたい」と話した。

沖縄タイムスより

投稿者 trim : 2012年10月17日 18:59