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2012年11月06日

ごみ分別サポーター

若者の視点でごみ分別のルールを広めてもらおうと、仙台市は仙台圏にある6大学の環境サークルメンバーを「ワケル・キャンパス・サポーター」に委嘱した。

サポーターは大量のごみが出る大学祭を絶好の機会と位置付け、分別を徹底する集積所を設けたり、楽しみながらリサイクルを学べるゲームを企画したりして「エコの輪」を広げている。

活動するのは尚絅学院大、東北大、宮城大、東北福祉大、東北工大、宮城学院女子大の各サークル。

市の公募に応えて6月にサポーターに委嘱され、定期的に集まって大学祭での企画について意見交換してきた。
市資源化センターを見学するなど、リサイクルの現状も調べた。

このうち尚絅学院大の環境サークル「FROGS(フロッグス)」は、名取市のキャンパスで10月20日に開かれた大学祭で、可燃物やプラスチックなど8種類に分別する「エコステーション」を会場の中心に設置した。

リサイクルできる紙ごみを釣り上げる「雑紙釣り堀」や、正しい分別方法を選んでボールを打ち込む「パターゴルフ」を設け、学生や来場者に分別やリサイクルの大切さをPRした。

FROGSのメンバー柴田千晴さん(19)=2年=は「環境意識を高めてもらうのは難しいけれど、身近なことから少しずつ始められることに気付いてほしい」と話した。

東北大学祭(2~4日)でも、環境サークル「RNECS(ルネックス)」が、微生物によって分解される植物で作られたエコ容器を紹介し、ごみ減量を訴えた。

市が2009年に実施した意識調査では、古紙の定期回収を知らない市民のうち、年代別では10代が31%とトップを占め、世帯構成別では単身者が25%で最も多かった。
ごみを出す量が少なく、分別を面倒がる傾向があるという。

市ごみ減量推進課の高橋三也課長は「分別ルールを若いうちに体に染み込ませ、親になったら子どもに教えてほしい」と話している。

河北新報より

投稿者 trim : 2012年11月06日 19:06