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2013年07月11日

中小の先端技術集う

中小企業の先端技術を集めた見本市「テクノトランスファーinかわさき2013」が10日、川崎市高津区のかながわサイエンスパーク(KSP)で開幕した。

東日本大震災をきっかけに関心が高まる防災や防犯、環境に配慮した製品や技術の出展が目立つ。12日まで。

神奈川産業振興センター(KIP)や県、川崎市が主催し、神奈川新聞社などが後援。

KIPによると、26回目となる今回は、県内外から139社・団体が参加した。

オスモ(川崎市麻生区)は震災を契機に、海水からでも安全な飲料水をつくることができる非常用の装置を展示。
従来の装置は淡水のみ対応可能だったが、被災地では津波で海水が混じることがあったため、塩分を含んでいても生成できるよう改良した。
特殊なフィルターに何度もろ過させることで、重金属やダイオキシン、放射性物質などを除去できるという。
海水の場合は1時間当たり約150リットルを処理できる。

伐採された竹や、コーヒーのドリップかすなど、天然の廃材を利用したさまざまな「バイオプラスチック」製品を展示していたのはユニオン産業(同市中原区)。
抗菌作用があるとされる竹の粉を混ぜたプラスチックは、せっけん入れや箸などに使われ、抗ウイルス作用、防カビにも優れているという。

スポットロン(同市麻生区)は、電源のない屋外でも設置できるバッテリー式の無人監視カメラを披露。
太陽光パネルや小型の風力発電システムと組み合わせることができる。
山間部や河川敷の不法投棄対策などとして、相模原市や藤沢市など全国の自治体に260台以上の納入実績があるという。

午前10時から午後5時まで。入場無料。
期間中は展示のほか、出展者による最新の技術・製品をPRするセミナー(当日受付)や、中小企業向けに無料の経営相談コーナーなども設置されている。

カナロコより

投稿者 trim : 2013年07月11日 16:17