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2013年12月10日

食料自給率に貢献

水産物販売のスマル水産(焼津市)はこのほど、国内の食料自給率向上に貢献した企業団体を表彰する「フード・アクション・ニッポンアワード2013」(農林水産省共催)で審査委員特別賞を受賞した。

受賞製品は、魚の肉を取り除いた後のアラを薫製にした「さかなボーン」。

魚を無駄なく食べるアイデアが評価された。

国内で養殖されたタイやブリのアラをいぶし、骨ごと柔らかく食べられるように加工、塩とハーブで味付けした。

焼津特産の鰹節加工技術からヒントを得て1年がかりで開発、今年4月に発売した。
カルシウムを豊富に含むため、介護食や宇宙食など、同社に幅広い活用策が寄せられているという。

アラの部分は廃棄されたり、肥料に加工されたりするケースが多く、食品としての再利用は進んでいないという。
同社の開発担当者は「アラはうま味と栄養を多く含む。全部食べられるようになれば廃棄される量も減り、食料自給率向上にもつながるのでは」と話す。

同賞は今年で5回目で、本年度の県内からの受賞は同社のみ。県内14件を含む全国819件の応募があった。

静岡新聞より

投稿者 trim : 2013年12月10日 12:01