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2014年02月12日

クーガイモ

琉球エコプロジェクト(今帰仁村古宇利島、安里和夫社長)は、滋養強壮成分が豊富とされるヤムイモの一種「トゲドコロ」(方言名クーガイモ)の加工所と菓子工房やカフェテラスを備える施設を古宇利島内に整備する。

3月に着工し、7月の完成オープンを予定している。

同社の畑では2月から収穫が始まり、今期だけで約5トンの収穫を見込む。


クーガイモの大きさは通常5センチ程度だが、同社の畑では最大15センチまで成長した。
今期は収穫の3分の1を種イモにする予定で、来年は30トン以上の収穫を見込む。
安里社長は「予想をはるかに上回る出来だ。水はけがよく、鉄分が含まれる古宇利島の土壌が適したのだろう」と喜ぶ。

加工所に設置する機械は、固体と液体を分離して抽出し、通常なら廃棄される液体も再利用できるシステムを備える。
クーガイモのほか、規格外の農産物にも活用する。

菓子工房とカフェは、菓子製造販売の琉球ドルチェテラス(豊見城市、平松季哲社長)と連携して運営する。
クーガイモの粉末を利用したチーズケーキなどを製造、販売する予定だ。
平松社長は「今帰仁村のブランド化を推進するお菓子を作りたい」と話した。

大城清紀副村長は「古宇利島を中心に今帰仁村の6次産業化を進めて発展につなげたい」と期待を込めた。


琉球新報より

投稿者 trim : 2014年02月12日 13:05