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2014年04月08日

XP、サポート終了とは何か

4月9日に終了するウィンドウズXPのサポート終了とは何かまとめた。



どうしてウィンドウズXPのサポートを終了するのか


XPを発売した2001年にはインターネット利用者が5,000万人だったが、2013年には27億人まで増えてハッカーの攻撃対象が広がった。
ハッカーの攻撃も高度化しており、12年半前に提供が始まったXPパソコンの安全性は脆弱(ぜいじゃく)で狙われやすくなっている。
MSはより安全な環境でパソコンを利用してもらうためにサポートの終了を決めた。


サポート終了でどのような影響が出るのか


これまでMSはOSの弱点を修正するプログラムを月1回ペースで提供してきた。
4月9日が最後の提供となり、それ以降は弱点の修正がなくなるため、ハッカーの攻撃対象になりやすくなってしまう。


危険性はどれくらい高いのか


XPのウイルス感染率は最新OSの「ウィンドウズ8」の21倍となっており、サポートの終了でさらに危険性が高まる。
最近ではデータを盗まれるだけでなく、自分のパソコンが犯罪に利用されるケースも出ている。
なりすまし詐欺や、オンラインバンクから金銭を盗む犯罪なども起きている。
警視庁によると、2013年のネットバンキング利用者の預金の不正送金被害額は14億円もあった。


危険を防ぐにはどうすればいいのか


MSや総務省などは4月9日以降にはXPパソコンでインターネットに接続しないように注意喚起している。
USBメモリーなど外部装置からウイルスに感染する可能性もある。
このためMSは最新の安全ソフトが組み込まれたウィンドウズ8パソコンへの買い替えを勧めている。
OSをアップグレードしても使えるが、最新のソフトやハードが使えないケースもある。

SankeiBizより

投稿者 trim : 2014年04月08日 10:38