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2006年02月22日

環境ISO取得に向けキックオフ大会(三重大学)

「環境先進大学を目指そう」と、三重大で21日、環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」(環境ISO)の認証取得に向けた「キックオフ大会」が開かれた。
取得に向けての取り組みは、学生有志でつくる「学生委員会」が中心で、同大は「環境ISOは全国の約40大学が取得しているが、学生が主体となって取り組む事例は極めて少ない」としている。
環境ISOは、環境に配慮した取り組みを組織的に行う企業や団体などに与えられる規格。

大学の呼びかけに応じて、集まった学生約20人が中心になって、行政やNPOなど関係機関との会合や勉強会を重ねている。
学生委員会は今後、すでに取得している大学の学生との意見交換会や、学生のリサイクル意識を高めるための啓発活動などを行う。
キックオフ大会には企業関係者や地域住民ら約100人が出席。
豊田長康学長が「三重大学環境方針」を発表し、「次世代に持続可能な地球社会を引き継ぐ使命を担える環境先進大学を目指す」と、教育や研究、社会貢献などで、環境をキーワードとした取り組みを進める姿勢をアピールした。
続いて、学生委員会のメンバー約10人が、自然と共生した大学を目指す「MIEキャンパス宣言」を読み上げ、「ごみの減量、再使用、リサイクルが当たり前と思えるキャンパスを目指し、大学で培った環境マインドを地域や社会に広げていく」と決意を述べた。
同大環境ISO推進室長の朴恵淑・人文学部教授は「環境意識の高い『三重ブランド』学生を社会に送り出すとともに、大学としても企業や地域と連携して環境に関する実験を通して、地域に貢献したい」と話していた。

読売新聞より

投稿者 Melody : 2006年02月22日 12:12