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2006年02月22日

企業環境対策で金利優遇制(広島銀行)

広島銀行(広島市中区)は21日、日本政策投資銀行(東京)と提携し、同行の審査による「環境格付け」を取得した企業に対し、融資の金利優遇を始めた。
企業の社会的責任(CSR)の取り組みの一環として、取引先に対する環境対策の支援を強化する狙い。
環境格付けに基づく金利優遇の導入は、全国の地銀でも珍しいという。


広島銀は、これまで国際標準化機構(ISO)の環境管理規格ISO14001など、主に公的な認証の取得企業を中心に、融資金利や私募債の保証料を通常より0.3%程度優遇してきた。ただ、中小企業だと認証を取得するのは、費用がかかり難しいなどの課題があった。
政策投資銀との提携により、同行が広島銀の取引先について、使用済み製品のリサイクルや資源の有効利用、リサイクル関連投資など約120項目で審査。
その結果、環境格付けを取得すれば、広島銀が支援制度と同じ水準で金利優遇することにした。
ケースによっては、両行の協調融資や共同で私募債を引き受けることもあるとしている。
政策投資銀も、広島銀が持つ幅広い取引先の紹介を受けられ、融資先を増やせる利点がある。
政策投資銀が審査する環境格付けは定評があるため、広島銀側から提携を申し入れたという。
中国地方の地場銀行の環境対策の支援としては、中国銀行(岡山市)が昨年8月から、環境に配慮した企業の私募債で審査基準の緩和や発行費用の減額措置を適用している。

中国新聞より

投稿者 Melody : 2006年02月22日 11:10