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2006年05月19日

【環境省】自動車のエコ燃料10%に

地球温暖化対策としてバイオマス(生物資源)を原料にした燃料の利用拡大を検討している環境省の「エコ燃料利用推進会議」は、2030年までに自動車燃料の10%をエコ燃料にすることなどを目標とする計画をまとめた。
税制優遇などを導入し、サトウキビや廃材から作るバイオエタノールを普及させることなどが有効と指摘。
関係省庁と協力して実行に移す考えだ。


計画によると、ガソリン車では、燃料にバイオエタノールを10%混ぜて走らせるE10対応の車を増やす。
バイオエタノールは食品廃棄物などを原料に生産し、不足分を輸入で賄う。
ディーゼル車については、軽油に代わりナタネ油やヒマワリなどから作るバイオディーゼル燃料を活用する。
2030年までにはハイブリッド車などが普及するため自動車の燃料消費量は現在の約半分に減るとみられており、こうしたエコ燃料の割合を10%まで高められるという。
植物を原料とするエコ燃料は、植物が光合成する段階で二酸化炭素を吸収するので、燃料として燃やしても二酸化炭素の排出は差し引きゼロとなる。
国内では自動車からの二酸化炭素排出増加が止まらず、地球温暖化防止に関する京都議定書の目標の達成が危ぶまれている。

日本経済新聞より

投稿者 Melody : 2006年05月19日 12:07