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2007年03月06日

【豊橋市】フェロシルト搬入、当面回避か

石原産業(大阪市)が三重県・四日市工場で製造したフェロシルト(産業廃棄物)を豊橋市内に搬入・中間(無害化)処理する計画について5日、当面回避される方向で大きな進展があった。

地元7町総代連名で豊橋市に対し反対要望が出されたほか、市側の強い再検討の申し入れに対し、会社側が譲歩し「地元の意向(大反対)を反映し、社内で検討している。

検討中は搬入しない」との紳士協定に応じる姿勢を見せた。
これにより、今月中にも搬入するとし、猛反発する地元と緊張関係にあったが、当面の危機は回避された形だ。

早川勝市長は5日の定例会見で、フェロシルト問題について降れ、強い不快感を示した。その上で「石原産業が自社工場で処分すべきだといった内容の要望を社長あてに行ったが、まだ回答が届いていない。再度請求している」。

これに対し、石原産業の社員が同日午後、社長名の回答書をもって来庁し、尾川克也環境部長に手渡した。
従来方針通りとの内容だったため、尾川部長が市長の考え方や地元の状況などを説明し、再検討を申し入れた。
同社員は「社に持ち帰って検討する」と約束して帰ったという。

さらに豊橋市東細谷町で処理場を持ち、受け入れ先となっていたミダック(本社・浜松市、土井政博社長)が加藤三男助役を訪ね、譲歩の姿勢を見せた。
土井社長が来庁し、加藤助役が再検討を申し入れたのに対して、①地元の意向を反映し社内で検討している②検討中は搬入しない③搬入の具体的な日程は未定である―の3点について確認し合った。

これにより、3月中にも2,000㌧を搬入するとして、地元関係住民らと緊張感が高まっていたが、当面、回避の方向に向かった。
市側も前進だと受け取っている。

東海日日新聞より

投稿者 trim : 2007年03月06日 14:11