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2007年04月17日

ヒートアイランド抑制ブロック(東京電力)

東京電力は16日、石炭火力発電所で発生する石炭灰を再生利用して保水性を高めた「ヒートアイランド抑制ブロック」の実証試験を17日から東京都千代田区と協働で始めると発表した。

業界が定める「保水性ブロック」の規格の約2倍の保水性があるブロックを使い、冷却効果の持続性や耐久性を検証する。
来春をメドに実用化を目指す。

このブロックは硬化用のセメントに、石炭火力発電所で発生する石炭灰を43%配合した。
子会社の東電環境エンジニアリングの「無焼成レンガブロック製造技術」を活用し、製造時の二酸化炭素排出量も抑えた。

実証試験は東京・大手町の歩道で実施する。
舗装に要する施工費込みの費用は年度を主原料とする一般的な保水性ブロックで1平方㍍当たり6,000~10,000円程度だが、今回実証試験するブロックは保水性のない通常のブロックと同程度の5,000~6,000円程度にする方針。

これまでの試験では降雨後に晴天が続いた場合、2週間は一般的なアスファルト舗装に比べ表面温度が5~10度程度低かったという。

日経産業新聞より

投稿者 trim : 2007年04月17日 17:21