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2007年06月11日

一般専用処分場が完成(南風原町環境施設事務組合)

那覇市・南風原町環境施設事務組合は、新港ふ頭地区に海面埋立型の処分場「那覇エコアイランド」を完成、搬入を開始した。

那覇市と隣接する南風原町の可燃ごみ焼却灰などを埋め立てる計画で、海面型の公共処分場は県内初。
総工費は約45億円となっている。

新処分場は捨石式護岸で前面に二重の遮水シートを施工した。
埋立面積は2.7㌶で、容量は10万7,000立方㍍、埋立予定期間は10年間。
余水の処理設備は日量約90立方㍍の処分能力を持ち、凝集沈殿処理、微生物処理、砂ろ過、活性炭吸着処理設備などで構成している。

同組合ではこれまで、南風原町内にある焼却施設で可燃ごみを焼却した後、隣接する処分場に灰を搬入していた。
新処分場の建設は1995年から計画し、2004年に着工。
一方、破砕・選別、焼却・廃溶融の各設備を整えたごみ処理施設を2005年に完成させ、最終処分率を20%から5%に低下させた。
現在、草木を資源ごみとして分別する一方、PETボトルを除く廃プラはサーマルリサイクルしている。

沖縄県では、各地域で公共関与型処分場の容量がひっ迫しており、民間処分場へ搬入している地域も少なくない。
また、灰を無害化し、島外へ搬出するケースもあるという。

同市は今後、廃プラの一部マテリアル利用なども将来的に検討し、最終処分場の削減に取り組んでいく。

循環経済新聞より

投稿者 trim : 2007年06月11日 11:33