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2007年07月04日

【京都府木津川市】「フェロシルト」の搬出終了、土壌を分析中

京都府木津川市は4日、同市加茂町のゴルフ場に埋設され、環境基準値を超える有害物質を検出した土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去について、製造元の化学メーカー「石原産業」(大阪市)による搬出作業が6月28日でいったん終了し、現在は撤去現場の土壌分析が行われていることを明らかにした。

分析結果は7月中に判明する予定で、問題がなければフェロシルト撤去は昨年6月の開始から約1年でようやく終了となる。

現時点で搬出した量は、フェロシルト約5万6,000㌧と周辺土壌を合わせて8万7,360㌧。
府から廃棄物処理法に基づく撤去命令を受けた同社は当初、ボーリング調査などから撤去対象を7万500㌧と見込んでいたが、予想以上に深い場所の土壌を運び出す必要が生じて量が膨らんだ。

土壌分析は、石原産業が撤去後の現場で約110カ所の土をサンプル採取して、六価クロムなどの有害物質が基準値以下かどうか確認している。
同社は以前にフェロシルトの分析結果を虚偽報告しており、府も一部で同じサンプルを分析する。

また田中達男市長公室長は、懸案の清掃センター建設に向けたプロジェクトチーム結成について、人数は10人以内で人事発令は7月中旬ごろになるとの見通しを示した。

京都新聞より

投稿者 trim : 2007年07月04日 20:50