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2007年07月20日

【長岡京市】屋上緑化はサツマイモで

サツマイモで屋上緑化を――。
長岡京市役所の屋上で、プランターを使ったイモ作りが進んでいる。

やせた土壌でも育てやすいうえに成長すると葉が大きく広がることから、地球温暖化防止効果が高いとみた市職員が、こつこつと育てている。

水平に約1㍍伸びるサツモイモのつるや葉を利用して、上から降り注ぐ日差しを遮り、市役所建物の温度上昇の抑制につなげる狙いだ。

5月中旬、環境政策推進課職員がプランター75個に苗を植え、市役所北棟の屋上に置いた。
同じ目的で、近くの神足保育所と市役所分庁舎ではゴーヤーも栽培している。

屋上でのサツマイモ栽培は初めての試みだけに、これまでにしおれた苗や成長の遅い株も出たが、農業に詳しいほかの課の職員が「根が蒸れやすいのでは」「肥料をやった方が葉が伸びる」などと助言。
雨にも恵まれ、成長の早い株は長さ50㌢ほどに伸びてプランターを覆い始めた。

つるが十分に伸びれば、庁内や葉の表面、葉陰などの温度を測定して効果を検証し、今後に生かす予定。
ただ、プランターが浅いため秋にイモを収穫できる可能性は低いという。
世話をする同課職員は「イモができたらラッキーですが、まずは葉を成長させることに力を注ぎたい」と話している。

京都新聞より

投稿者 trim : 2007年07月20日 15:20