« 【京都府】屋上緑化推進の技と意義“伝道”HPで公開 | メイン | 【環境省】温泉排水からフッ素など回収 »

2007年09月17日

【環境省】3R政策対話進める、アジア太平洋環境会議

環境省は9月8日、福岡市内で「第15回アジア太平洋環境会議(エコアジア2007)」を開催した。

日本の鴨下一朗環境大臣が議長として、アジア太平洋17カ国の環境大臣と国連環境計画など国際機関11機関の代表などが出席した。
2回の討議セッションが行われ、そのうちひとつは廃棄物管理に関する地方と国の国際協力がテーマとなった。

代表が参加した国は日本とカンボジア、インドネシア、韓国、ラオス、マレーシア、ミャンマー、パキスタン、パラオ、フィリピン、トンガ、ベトナム、シンガポール、スリランカ、タイ、オーストラリア、中国。

廃棄物・リサイクル対策に関し手は、アジア太平洋の各国と地域全体で循環型社会を構築していくことの重要性が広く認識された。
それに向けて地域でのビジョンづくりを念頭に置いた3Rに関する政策対話、政策、技術情報や優良事例の普及などを、地域協力によって一層推進していくことの必要性について一致した。

由田秀人環境省廃棄物リサイクル対策部長は、日本が深刻な廃棄物問題を改善した経験について説明した。
日本は、アジア太平洋の発展途上国と国際機関と緊密に協力しながら、3Rイニシアティブを推進してきた。
アジア太平洋地域レベルで、日本の「21世紀環境立国戦略」でも具体的な行動として紹介されている国際的な循環型社会の構築の重要性を強調した。

ベトナムのトゥロン・マン・ティエン環境天然資源省環境局長は、ベトナムが廃棄物の量、組成、種類、有害性の変化に伴う課題に直面していると説明した。
課題に対応するため、日本の環境省、国連地域開発センター、アジア開発銀行、地球環境戦略研究機関の支援を受けて、2030年までに達成されるべき数値目標を含む3Rの包括的な実施戦略「2030年に向けた廃棄物の削減、再使用、リサイクルの国家戦略」を策定中であることを紹介した。

循環経済新聞より

投稿者 trim : 2007年09月17日 16:21