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2007年11月07日

校舎の屋上緑化、学生ら取り組む(麻布大)

麻布大学(相模原市淵野辺)の学生サークル「Green Noba」=代表・滝沢康至さん(24)さんら17人=が校舎全体の屋上緑化に取り組み、第1弾としてバルコニーの緑化を完成させた。

日当たり具合などを考慮してそれぞれの植栽場所に合った樹種を選んで順次、緑化を進める。

滝沢さんや屋上緑化チームリーダーの加藤浩晃さん(20)は環境保健学部環境政策学科の3年生。
小学生の自然体験を支援する活動の輪を広げて昨年春、新しい環境サークルを結成した。
森林再生の実践として、相模原市相模湖町の「若柳嵐山の森」を手入れするNPO法人「緑のダム北相模」の活動に参加してきた。

地球温暖化の軽減に向けて、都市部での屋上緑化がヒートアイランド現象を緩和したり、冷暖房用エネルギー消費の低減や大気浄化に役立つことを考慮。
多くの学生に環境や植物に興味をもってもらおうと、身近な場所で屋上緑化の取り組みを始めた。

緑化の第1号は9号館2階にある採光のため建物に空間を設けたルーフバルコニー(広さ18平方㍍)。
元々植物が植えられた場所で、日当たりや水はけが悪いためシダ類などがぼうぼうと茂り、深さ15~20㌢の土も粘土状と化していた。

加藤さんらは土を耕し肥料も入れて整備。
地域の植物を植えようと、「若柳嵐山の森」から日差しがあまりなくても育つヤブツバキ、アオキ、マンリョウなど6種12株の幼木をもらって植栽した。
2~4日の大学祭では屋上緑化の目的や効果などを記したパネルを展示してバルコニーを公開した。
滝沢さんは「サークル活動に終わらせず、大学全体の緑化に取り組み、人の自然の共生を目指したい」と話している。

毎日新聞より

投稿者 trim : 2007年11月07日 16:00