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2007年12月09日

原油高で湯たんぽホクホク 温泉、漁協ブルブル

原油高騰で灯油などの値上げが相次ぐ中、「湯たんぽ」や省エネ防寒グッズが売れ行きを伸ばす一方、燃料や原材料のコスト増で、大きな打撃を受けている業種もある。

高い燃料を尻目に、脚光を浴びているのが“古典的”防寒具の湯たんぽだ。
今年度の出荷個数は、10年前の5倍以上となる300万個を超える見通し。


メーカーの中には通常の生産時期を過ぎた現在もフル稼働しているところもある。
評価の理由は経済性の高さに加え、健康志向も反映しているという。
国内で湯たんぽの高いシェアを誇る兵庫県尼崎市内のあるメーカーによると、売り上げは昨年度比30%増。

湯たんぽの安全性を示す「SGマーク」を認定する製品安全協会(東京都中央区)によると、平成2年度に58万個だった出荷量は17年度から再び増え始め、今年度はこのままいけば、統計が残る昭和53年度以降で最高を記録しそうだ。

一方、三洋電機が昨年から売り出した「エネループカイロ」は3時間の充電で約7時間効果が持続し、温度も自在に調節できる商品とあって、年末商戦を前に、こちらもすでに品薄状態という。

こうした防寒グッズが売れる背景を第一生命経済研究所の永濱利廣さんは「ファッションばかり注目されてきたウォームビズがようやく浸透してきたことも関係がある」と分析する。

一方、兵庫県の城崎温泉では7カ所の外湯を運営する豊岡市が、燃料費用が不足したとして、補正予算を組む事態に。

ズワイガニ漁を行う京都や鳥取の漁協によると、底引き網漁船は、エンジンの回転数を下げて操業。
中には所属港に帰らず、漁場に近い港を拠点に操業して行き帰りの燃料費を節約する漁船もあるという。
休漁日には100㌔離れた家族の待つ自宅へレンタカーで帰る乗組員もいる。

産経新聞より

投稿者 trim : 2007年12月09日 11:25