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2008年02月08日

【中野区】他県に風車設置 売電で環境対策費充当

ほかの県に風力発電用の風車を設置し、得た電力を売却する珍しい取り組みを中野区が始める。

売電で得た利益は、区内の環境対策費用に充てる予定。
「ほかの自治体と協力し風力発電に取り組むのは全国初」(納谷光和担当課長)といい、土地や風がない都心が行う新しい地球温暖化対策として注目を集めそうだ。

区の計画では、出力2,000㌔㍗の風車を10年間で区外に3基設置する。
20年度は設置場所の調査などを行い、25年度の設置を目指す。

1基あたりの設置費用は約5億円。
年間約350万㌔㍗の発電が可能で、約900世帯の電力をまかなえる。
売電で得た利益も、公共施設や民間へのソーラーパネル設置など、自然エネルギーの利用を促す費用に充てられる。
設置場所は茨城県常陸太田市の「里美牧場」を予定。
すでに、市と民間の風車計6基が稼働しており、同市が昨年の区民祭に参加するなど交流があったことから候補地として挙がった。

納谷課長は「土地も安定した風もなく、区内に風車を立てられない都心の中野区が、どのように温暖化対策に取り組むべきか考えた。常陸太田市との交流にもつなげていきたい」と話している。

産経新聞より

投稿者 trim : 2008年02月08日 11:54