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2008年10月10日

エコな校舎に進化

北名古屋市西春中学校で、環境に配慮した校舎の改修工事が完成した。

二酸化炭素排出抑制のため、太陽熱や風など自然エネルギーを活用。
住民に開放予定の「環境学習センター」も校舎の中に新たに設置され、学校と地域が一体となった環境教育に取り組んでいく。

校舎は最も古い建物で1958(昭和33)年に建設。
工事は環境省の「学校エコ改修と環境教育事業」の一環で、耐震補強工事と合わせ、昨年8月に着工した。
総事業費は約9億円。

工事では、屋上に斜めの屋根を設置して空気の層をつくり出したり、屋上に芝生を植えたりして断熱効果を高めた。
夏季にこもる熱を排出するため、校舎屋上部分に、風の流れで自動的に開閉する換気用の窓も設けた。
雨水もタンクに貯水し、屋上の散水などに再利用する。

太陽光発電で校内の電気を賄うほか、太陽熱で暖めた空気を、環境学習センターの床下に送り込み、室内を暖める装置も置かれた。

内壁には、木材チップのボードなどを使用。
教室の扉にはすりガラスを使い、自然光を取り入れ開放感ある雰囲気に。
校内の所々に、生徒らが手作りしたベンチが置かれ、勉強の合間の憩いのスペースとなっている。

25日正午から午後3時まで、見学会が開かれる。


中日新聞より

投稿者 trim : 2008年10月10日 16:45