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2008年10月09日

ビオトープ結び回廊

滋賀県は、野生の動物が生活する生息空間を「回廊」で行き来できるようにして生態系を守る「ビオトープネットワーク長期構想」をまとめている。

50年後を見据えた構想で、県内全域で多様な野生生物が安定して生存できるような環境をつくるのが狙いだ。

ブナやモミの木の群生地やイヌワシ、カイツブリなどの鳥類などの野生生物が共生している山地、湖岸をビオトープとして「重要拠点区域」に選定。
区域内の開発を抑制し、自然環境の再生、保全に取り組む。

それぞれをつなぐ川を「生態回廊」として位置付け。
川の段差を無くしたり、周辺の森林を守り、ビオトープ間の動物の移動を助けるネットワークをつくる。

区域内での公共事業の施行や民間事業者による開発の際には、野生生物の移動や保護への配慮を求める。
湖岸のヨシ原再生や、針葉樹と広葉樹の入り交じった林の育成、里山の整備などで自然環境を守る。

県は今年中に長期構想をまとめる方針。
高時川源流部や伊吹、霊仙、鈴鹿、湖西湖岸などの16地点をビオトープの重要拠点区域として選定。
生態回廊として野洲川、日野川、愛知川など10河川を選んだ。

共生空間を生態回廊でつなぐネットワークについて、県自然環境保全課は「共生空間が孤立していると、多様な種が生き残るのに不利になる」と説明。
「空間同士をネットワークでつなぐのは、希少な生き物を後世に残す望ましい姿だ」と訴える。


中日新聞より

投稿者 trim : 2008年10月09日 15:21