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2009年02月25日

【エコシティー】 東京都立川市

東京都立川市と小平市の市境付近、立川市若葉町にある立川市清掃工場で移転問題が頓挫している。

立川市は「2008年末までに移転する」と地元と協定を結んだが、用地確保の問題をクリアできず地元との約束を実現できなかった。

住民側から「操業停止」を求める声も出始め、立川市は対応に苦慮している。


清掃工場は当初、1日90㌧の焼却炉2炉で稼働していたが、1997年4月から100㌧の3号炉を増設、煙突の高さが倍近い100㍍になるなど大規模化した。
立川市は増設計画を打ち出した1992年、地元各自治会と協定を結び移転を約した。

当時は移転先として立川基地跡地に建設する新市庁舎に併設か隣接することを想定していた。
だが煙突の高さ制限にかかることなどからこの案は消えた。
代替案として立川市は昭島、国分寺など近隣市との共同化を模索し、3市で「勉強会」も重ねたが、各市の建て替え時期が合わず、この話も不調に終わった。

そこで急浮上しているのが日野市との連携だ。
新施設を計画中の日野市に対し、東京都が立川市との共同処理をもちかけた。
日野市は「地元の理解が前提」と話すが、同市も単独実施は負担が重く、条件次第では共同化案に乗ってくるとみられる。
日野市との連携に望みをかけたい立川市だが、足元では公約違反を盾に補償などを求める地元自治会との対応に追われる。

全国どこでも清掃工場の立地計画はあつれきを生む元凶だが、立川でも着地点は見えない。


日経産業新聞(2009年1月20日火曜日)より

投稿者 trim : 2009年02月25日 15:13