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2010年01月15日

2月6日は「久米島紬の日」


久米島町の平良朝幸町長と久米島紬(つむぎ)事業協同組合の松元徹理事長らは14日、県庁で会見し、2月6日を「久米島紬の日」に制定すると宣言した。

島全体に愛用運動を広げ、地域経済の振興にもつなげるのが狙い。

平良町長は「久米島紬を文化財的な存在にとどめず、晴れ着としてもっと着てもらいたい」と語った。

久米島町は2008年度から内閣府の離島活性化事業で王朝時代の資料を調査し、久米島紬の価値向上に努めてきた。

事業の集大成として「2(つ)6(む)ぎ」の語呂合わせで記念日を指定。
イベントを通じて町内外に久米島紬をアピールする。

今年は2月6日に新作着物ファッションショーを同町具志川農村環境改善センターで開催する。
琉球王朝が発注用に使った柄の見本「御絵図(みえず)」や旧家に伝わる柄を現代風にアレンジし、新作着物を制作。

新しい柄を部分的に取り入れたり、島に自生する草木でカラフルに染めたりした今までにない着物を披露する。
若者にも着てもらおうと夏物や振り袖も用意する計画だ。

2月5日はフォーラム「沖縄伝統工芸 未来への想い」を開催。紅型や琉球絣(かすり)など伝統工芸の事業組合代表者が集まり、伝統工芸の振興について話し合う。

5日から28日までは久米島自然文化センターで特別企画展を開催。
日本民芸館や県立博物館・美術館が所蔵する久米島紬関連作品を集めて展示する。

来年以降も毎年2月6日にイベントを開催し、町内で久米島紬を広める。
将来的には東京でのファッションショーも考えているという。

会見には久米島観光レディや郷友会女性部が久米島紬の着物をまとい出席。
平良町長や松元理事長らと久米島紬をPRした。


琉球新報より

投稿者 trim : 2010年01月15日 12:53