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2010年01月16日

江戸時代のリサイクルは?

江戸時代から現代まで、時代と共に変化してきたごみの種類と対応から循環型社会を考える企画展「ごみ今昔物語」が、京都市伏見区の京エコロジーセンターで開かれている。

家財の修理やリサイクルが当たり前だった江戸時代の様子や京のごみ収集の移り変わり、処理の歴史などを多彩な資料で紹介している。

江戸時代のさまざまな職業を描いた「月次風俗諸職図屏風(つきなみふうぞくしょしょくずびょうぶ)」(堺市博物館蔵)のパネルには、おけを直す「箍(たが)屋」や鋳物を修繕する「鋳掛(いかけ)屋」の様子が描かれ、ものを大切に使い続けた様子をしのばせる。

また古傘の骨や溶け流れたろうそくを買い集める職商人も紹介。
京都の7カ所に存在した「塵捨場(ちりすてば)」も地図で示した。
近代の家庭ごみについても、収集法の変遷や市の焼却・処分場の歴史を解説。

また明治時代、数年間だけ祇園にあった分別・リサイクル場「化芥所(かがいしょ)」の展示もある。現在減少傾向にある市内家庭ごみの量や、内容物の変化もまとめている。

午前9時~午後5時。無料。2月20日まで。


京都新聞より

投稿者 trim : 2010年01月16日 14:50