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2010年01月12日

「飛騨の里」にエコモデル住宅

岐阜県高山市は環境省が提唱する「21世紀環境共生型モデル住宅」(エコモデル住宅)を同市西之一色町の観光施設「飛騨の里」駐車場に建設する。

地元産材を最大限に活用しながら太陽光、地熱、雨水などを有効利用し、世帯当たり年間約5,350㌔㌘とされる二酸化炭素(CO2)排出量の50%削減を目指す。

土野守高山市長は「住宅環境問題啓発の拠点にしたい」と話している。

木工産業の育成や地元産木材の普及促進に力を入れる高山市は、環境省の「環境共生型モデル住宅促進事業」に対して豊富な森林資源(市域の92%)を生かした低炭素自立循環型住宅を提案。

浜松市、長野県飯田市などとともに、全国で20カ所のモデル地区(地方公共団体)に選ばれ、昨年末からモデル住宅に着工した。
3月末に完成する。

住宅は木造2階建て延べ約240平方㍍。
建物の中央に太陽光が差し込む吹き抜けの居間がある伝統的な建築様式。
屋根には太陽光発電のためのソーラーパネル。
暖房にはペレットストーブ、給湯はペレットボイラーを使用。
敷地内をボーリングして地熱を融雪に使用。
雨水タンクを設置してトイレの流水や庭の散水に利用する
など、環境負荷を減らすための設計をした。

建設費約8,000万円は国の助成。
完成後は高山市の建築・木材関連業者らで設立する「飛騨高山もりのエコハウス推進協議会」が運営する。
太陽光パネル、地元産材を使った住宅建設の場合の国や市の補助金制度の解説もする。【奈良正臣】


毎日新聞より

投稿者 trim : 2010年01月12日 13:06