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2010年11月04日

小学校に太陽光発電所が誕生

環境学習に力を入れる川崎市中原区の市立西丸子小学校に、太陽光パネルを利用した「太陽光発電所」が誕生した。

最大出力は100㌔㍗で、同規模の設備は全国の公立小中学校でも珍しいという。
4日の開所式では、屋上で陽光を浴びて輝くパネルなどが披露された。

教育環境の抜本的充実を図ることを目的に、国が学校のエコ化などを進める「スクールニューディール構想」の一環。

同校は、周囲に光を遮るような高層ビルなどがないこと、パネルを設置できるスペースがあることなどから選ばれた。

校内の屋上と壁面には、太陽光パネル(縦1㍍30㌢、横1㍍)計640枚を設置。
発電した電力は校内で使用するほか、一部をリチウムイオン電池に蓄電し、災害時などに非常用電源として利用する。
余った電力は、東京電力に配電する。

100㌔㍗は、同校の電力をほぼ賄える発電量。
これにより、年間で59㌧の二酸化炭素が削減できるという。
森林面積では、等々力陸上競技場の5倍の約16.5㌶に値するという。

開所式に出席した阿部孝夫市長は「環境学習のモデル学校になる。エコ化を進めるため、一緒に頑張ろう」と子どもたちに呼び掛けた。

初めてパネルを目にしたという5年生の男児(10)は「すごく大きくてびっくりした。地球に優しい学校になれてうれしい」と声を弾ませていた。


神奈川新聞より

投稿者 trim : 2010年11月04日 21:57