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2011年03月05日

エコなマネキン

青森県産ホタテの貝殻を原料に使ったマネキンが開発され、マネキン販売・リース業のヤマトクリエーション東北(仙台市)が取り扱いを始めた。

再生可能な「水産バイオマス資源」である貝殻を素材の51%に使用している。

マネキン「バイオマス婦人ボディ」は、女性の上半身用で、高さ74㌢、重さ約2.5㌔。

青森県平内町の農業資材製造販売会社から貝殻の粉末を調達し、合成樹脂と混ぜて成型する。


ヤマトクリエーション東北の親会社ヤマトマネキン(東京)が開発し、製造している。

クリエーション社によると、従来品はバイオマス素材の割合が多くても3割程度とされる。
ホタテの貝殻を用いることで化石資源の使用を控え、二酸化炭素の排出を減らす。
残り49%の合成樹脂も、焼却処分時にダイオキシンを発生させない種類を選んだという。

同社は青森、仙台両市に店舗があり、「バイオマス―」の東北向けレンタル第1号として、青森市の百貨店「中三本店」で始まった高校制服販売会で使われている。

青森店の毛利直樹店長(33)は「特産品から出る廃棄物を使い、地球環境保全や地域活性化を目指したい」と話している。

河北新報より

投稿者 trim : 2011年03月05日 18:27