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2011年04月26日

2009年度CO2排出量4%減


環境省は26日、2009年度の国内の温室効果ガスの排出量は、二酸化炭素(CO2)換算で12億900万㌧だったと発表した。

景気低迷による生産活動の停滞が主因。

国際的なCO2排出量削減の枠組みである京都議定書の基準年の1990年度に比べると、4.1%の減少。

森林によるCO2吸収などの削減分を加えると同13.5%減となり、2008~2012年度で1990年度比で平均6%排出の目標を2年連続で達成した。

2009年度は、新潟県中越沖地震の影響で停止していた東京電力柏崎刈羽原子力発電所の一部が再稼働したことも寄与。

政府が海外から1.6%分の余剰排出枠を購入したほか、電力業界が自主的に同4.1%分を購入した。
全体で同13.5%の削減になる。

2008年度の総排出量は1990年度比1.5%増だったが、森林吸収や電力業界による排出枠の自主購入などで合計で同8.6%減と、目標を達成した。

2010年度は景気回復による生産の拡大が見込まれている。

さらに2011年度は、東日本大震災による東電福島第1原発事故による原発停止の影響で大幅な上昇は避けられない。

産経新聞より

投稿者 trim : 2011年04月26日 19:03