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2012年02月01日

「多機能盛土」

東京電力福島第1原発事故の影響で放射性物質に汚染された土壌や汚泥などを保管する「多機能盛土」という工法の開発を進める多機能盛土研究会(伊藤洋会長・北九州市立大教授)は31日、福島市で研究結果の説明会を開いた。

同工法は、汚染された土壌などをセシウム吸着層で上下に挟み、土砂などで側壁をつくることで放射線の遮蔽(しゃへい)効果を高める。

また、通気層を備えることで有機物を含んだ汚染土壌などからのガスの発生を抑える。

長期的な保管も可能で、構築費用は1立方メートル当たり1万5,000~5万円程度を想定しているという。

同研究会が昨年12月に西郷村で行った実証実験では、放射性物質に汚染された汚泥13立方メートルを保管する盛土を3日間で構築。
盛土表面の放射線量は周囲の空間放射線量よりも低かったという。

福島民友ニュースより

投稿者 trim : 2012年02月01日 17:06