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2012年03月04日

石鎚山トイレ環境配慮型に

石鎚山の公衆トイレ問題で、愛媛県は近く環境配慮型トイレの整備に向けた検討を本格化させる。

3~4年後の新設を目指し、仕様や運営管理のあり方などを含めた方向性を2012年度内に取りまとめたい考えだ。

石鎚登山道の公衆トイレは現在、山頂近くに2カ所あり、いずれも自然界に垂れ流しの状態。
1955年の国定公園指定前から存在し、所有者もはっきりしていない。
このため環境負荷の低減や、公衆衛生面で、山岳関係者らから対策を求める声が上がっていた。

県は、2012年度当初予算案に微生物処理や燃焼式といった環境配慮型トイレの整備を目指す検討事業費330万円を計上した。
こうしたトイレは高額な設置費や管理の難しさがネックとなり、これまで導入に慎重姿勢だったが、「石鎚山でエコツーリズムを定着させるには、現状のトイレは障壁になりかねない」(県自然保護課)と判断、抜本改善に向けかじを切った格好だ。

愛媛新聞より

投稿者 trim : 2012年03月04日 15:04