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2012年03月20日

「創エネルギー」で新ブランド

三浦市三崎町城ケ島の水産加工会社「まぐろ問屋三崎恵水産」が、会社の屋上に太陽光パネルの設置を進めている。

漁獲から保存、流通までに多くのエネルギーを消費する産業だけに、太陽光発電で電力の一部を賄うのが狙い。

環境への優しさを消費者にアピールするアイテムとして期待している。

遠洋マグロ漁業には、船を動かす燃料やマグロを保存する超低温冷凍庫が欠かせない。
「電気がないと生きられない産業。全部は無理でもエネルギーを削減しなければ」。
同社の石橋匡光さん(33)は力を込める。

工場に併設している社屋の屋上に、国の優遇制度を活用して太陽光パネル42枚を設置。
発電量は約10キロワット時にもなる。
再生可能エネルギーを生かして発電する「創エネルギー」の第一歩になる、と胸を張る。

同社は海のそばに立つため、塩害に強いドイツ製の太陽光パネルを採用。
地元の電気工事業者と連携し、地域に合った太陽光パネルの設置方法などノウハウを蓄積したい、という。

石橋さんは「自然エネルギーで保管している“太陽のまぐろ”って感じで、いつか新たなブランドにできれば」と期待する。
1次産業が盛んな地域だけに「農家や漁師にも広がれば、地域の活性化につながるはず」。

カナロコより

投稿者 trim : 2012年03月20日 22:02