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2012年03月20日

「手縄釣り」

伝統的な漁業を観光資源にするための観光ツアーの体験会が、沖縄市の泡瀬漁港沖で開かれた。

旅行会社や観光ホテルの社員らが漁船に乗り「ティーナー」と呼ばれる手縄釣りを体験した。

参加者は漁業体験を観光商品としてどう売り出すか、意見を出し合った。

漁業体験ツアーは県の「農商工連携プロデューサー育成事業」を受託する海邦総研と、NPO法人INO、沖縄市漁協、東京第一ホテルオキナワグランメールリゾートが共同で開発、1日に開催された。
「海人体験プログラム」として4月に発売する予定。

漁船が津堅島が見える水深28メートルのポイントに到着すると、参加者は漁師の手ほどきを受けながら長さ十数センチのフエダイ(ビタロー)を次々と釣り上げた。

INOの代表で漁師の柳田一平さんは「豊富なアイデアを持つウミンチュが観光業とうまく連携して漁業の代替収入にする一方で、海の資源を増やし、環境をよくすることを考えるための第一歩にしたい」と狙いを説明した。
参加者は「こんなに面白いとは思わなかった」と漁業の魅力を感じていた。
通訳案内士の周文さんは「自分で餌を付けて糸を下ろし、魚の手応えを感じることができた。通訳を導入して外国人にも案内できるといい」と語った。
【増田健太】

琉球新報より

投稿者 trim : 2012年03月20日 12:18