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2013年01月17日

「キャンプ誘致、芝が鍵」

芝生の管理という観点からスポーツ環境の課題や可能性を探るシンポジウム(主催・沖縄県)が16日、中城村の吉の浦会館で開かれた。

パネルディスカッションや事業報告では、「スポーツのキャンプや合宿の誘致には良好な芝環境が欠かせない」などの意見が相次いだ。

県はサッカーをはじめとするスポーツ・キャンプの誘致に力を入れており、2012年度からは芝管理の専門家を育てる「芝人(しばんちゅ)養成事業」を始めている。


パネルディスカッションでは、サッカー・キャンプを受け入れている中城村の浜田京介村長、美ら島サッカー・キャンプ担当でFC琉球事業開発部長の篠田荘太郎氏、芝管理に詳しい琉球大学准教授の赤嶺光氏、研究者で東洋グリーン株式会社研究開発課リーダーの趙徹氏、県文化観光スポーツ部の平田大一部長の5人が出席した。

篠田氏は、県の委託事業としてサッカー・キャンプの誘致に取り組んできた経験を踏まえ「サッカーはチーム数が多く、(いい芝のある)良いグラウンドを持つ自治体は誘致の機会がある。
スポーツ施設の稼働率が低い1、2月の底上げにつながる」と、芝整備の重要性を指摘。
「県外のプロチームの利用が予想される場合には、地元の大会を控えるなど環境整備をしてほしい」と要望した。

趙氏は芝による校庭緑化にも触れ「運動意欲の増進やけがの防止をはじめ、環境や健康、教育にもいい影響を与える」と利点を紹介し、「沖縄により適した芝の管理手法に取り組みたい」と話した。

赤嶺氏は「芝が整備されたイギリスでは、サッカーやゴルフ、テニス、ラグビーとさまざまなスポーツが生まれた。芝の効能への理解を広げ、経済振興にもつなげられれば」と述べた。

沖縄タイムスより

投稿者 trim : 2013年01月17日 10:57