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2013年02月02日

茶店のおかみさんら企画

兼六園(金沢市)で営業する茶店のおかみさんたちが企画した女性客限定の園内ツアーが1日、開かれた。

観光客の間に「茶店の場所が分かりにくく、入りづらい」などの声があることを考慮。

女性のガイドが園内を案内し、茶店が独自で考案した和風のスイーツを振る舞った。

北陸新幹線金沢開業で増加が見込まれる観光客に、繰り返し足を運んでもらえるよう、分かりやすく兼六園の魅力を発信する狙い。

兼六園にある茶店12店は2006年、「兼六園観光協会」を発足し、共同の商品開発や催しを行っている。

同協会によると、1991年に314万だった入場者数は、2011年には155万人に減少した。

こうした事情から、同協会は県中小企業団体中央会と協力。
茶店を気軽に利用してもらいながら兼六園の魅力をゆっくりと楽しんでもらうことで、一度きりではなく再び来園してもらえる観光振興策を検討してきた。
その一環で協会に属する茶店のおかみたちが、同じ女性の観光客を対象にしたツアーを計画。先月下旬には、各茶店が独自で考案したスイーツの試食会を開くなど検討を重ねていた。

ツアーは兼六園のライトアップ期間(3日まで午後5時半~同9時、8~17日同)に実施。
この日は、県内を中心に女性30人が参加した。
ガイドは参加者に、女性が好みそうな桜など花の話題を説明しながら散策。
園内で最も標高が高く、国内随一の枝ぶりで有名な「唐崎松」を見下ろせる「さざえ山」などを巡った。
観光後は茶店に入り、雪だるまをあしらった白玉団子がかわいらしい、ぜんざいなどのスイーツを堪能していた。
ツアーは8、15日も開催
既に予約は埋まりつつあるという。
【宮本翔平】

毎日新聞より

投稿者 trim : 2013年02月02日 18:24