« 服のリサイクルプロジェクト | メイン | 「移動式バイオ発電」 »

2013年04月05日

「サッカーボールを磨く」イベント

大宮ロータリークラブと大宮アルディージャが3月31日、貧困の中で生活するブラジルの子どもたちにクラブで使ったボールを送る「エコ・ボールプロジェクト」として、ボールを磨くイベントを開いた。

開催は今年で5回目。
2008年に大宮アルディージャのスタッフがブラジル・サンパウロ郊外の貧困地区を訪れたことがきっかけ。

「同地区では、ボールを買 うことができない子どもたちが30人で一つのボールを使っていた。
それでもプロサッカー選手を目指して、真剣に、楽しんでボールを追いかけていた」

帰国後、大宮アルディージャの担当者と大宮ロータリークラブで何か支援ができないかと検討した結果、2009年から始まったのが「エコ・ボールプロジェクト」。
大宮アルディージャでその年に使ったボールを、子どもたちときれいに磨き、ブラジルの子どもたちに送っている。

今年のボール磨きには、震災の復興支援で交流のある釜石市の子どもたちも招待し、総勢80人と前日の試合にも出場した高橋、今井、富山の3選手と塚本アンバサダーが参加した。

大宮アルディージャの新クラブハウス「オレンジキューブ」に集まった子どもたちは、説明のスライドを見た後、早速ボールを磨いた。
この日は寒さのため室内での作業となったが、シーズンを通して使われたボール40個を、選手と一緒に一生懸命に磨いた。

参加した子どもの一人は「ブラジルの子どもたちに、ピカピカにしたボールで、たくさんサッカーをしてもらいたい」と話していた。

磨かれたボール40個は、ビブスとマーカーコーンと共に、サンパウロのロータリークラブを通して子どもたちに送られる予定。

大宮経済新聞より

投稿者 trim : 2013年04月05日 16:22