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2013年04月04日

服のリサイクルプロジェクト

「H&M」では、サスティナブルなファッションの未来を目指す「H&Mコンシャス(Conscious)」プロジェクトの一環として、いらなくなった服を回収し、リサイクルする活動を行っている。

毎年捨てられていく服の95%は再利用できる可能性がある。

こうした状況を受け、H&Mでは廃棄する衣類をゼロにすることを目標に、服のブランドや質、状態に関わらず店舗で回収している。

そして、持ち込み袋1袋ごとに1枚の割引クーポンを配布。
このクーポンは、次回買い物する際に利用することが可能。

持ち込まれた服のうち、まだ着ることのできる服は古着として世界各地で販売され、着ることのできない服は他の製品に加工されたり、燃料を作るために使用される。
そして、この活動の収益は顧客への還元や、チャリティー団体への寄付、リサイクル技術の投資に使われる。
日本では3月18日よりスタートし、国内全店舗で受け付け中。

また、3月21日にはこの活動を広めるためのイベントを青山で開催。
2011年にスタートした、リサイクルポリエステルやオーガニックコットンなどのサスティナブル素材を使用した「コンシャスコレクション(Conscious Collection)」と、パーティーウエアコレクション「コンシャスエクスクルーシブ(Conscious Exclusive)」ラインを展示。
古着回収も実施し、多くの古着が持ち込まれた。

H&Mコンシャスプロジェクトでは、ファッションにおけるサスティナビリティー(持続可能性)の実現に向け、事業活動を長期的な視点で捉え、七つの達成目標を中心に据え投資・活動を行っている。
2012年には、H&Mはオーガニックコットンの使用量において2年間連続世界トップを達成。
他にも事業全体の二酸化炭素排出量の低減や、地域社会への貢献などの成果も生まれている。

古着の回収は国内企業も盛んに行っており、ユナイテッドアローズや丸井、ユニクロが実施している。
H&Mのように、服の状態やブランドに関わらず回収する企業はまだまだ珍しい。

RBB TODAYより

投稿者 trim : 2013年04月04日 18:42