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2013年11月26日

50メートルの藤棚

能登半島振興推進協議会(事務局・七尾商工会議所)は、JR和倉温泉駅に長さ約50メートルの藤棚を設けて、花による誘客に乗り出す。

25日までに鉄製の藤棚が完成し、来年3月にも藤を植樹する。

北陸新幹線金沢開業後の観光客の増加を見据え、同温泉の新名所に育て、観光客をもてなす考えだ。

藤棚は高さ2.8メートル、幅1.6メートルで、同駅の下りホームに、車窓からも花を楽しめる高さで設置された。
早ければ5年ほどで見ごろになる見込み。

藤を選んだ理由は、5月の青柏祭に登場する日本一の山車(だし)「でか山」の骨組みの固定に藤つるを使っており、七尾とゆかりがあることや、花言葉「あなたを歓迎します」が、和倉温泉を訪れた観光客の歓迎にふさわしいと判断したため。

藤棚の下には、花壇も設け、和倉温泉街にぎわい再生協議会女性部会やJR職員のOBらと協力して花を植え、駅に彩りを添える。

藤棚設置は、能登半島振興推進協議会の「能登のふるさと鉄道活性化プロジェクト」の一環として行われた。
のと鉄道田鶴浜駅では枕木を再利用した花壇が設けられ、能登中島、笠師保の両駅でも新たな花壇が完成し、和倉温泉駅以北の各駅で花による誘客策に取り組んでいる。
同推進協議会は「観光客が癒やされる駅にしたい」としている。

北國新聞より

投稿者 trim : 2013年11月26日 11:30