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2013年11月25日

「スーパーマーケット・ミュージアム」

食品スーパーマーケットを展開するサミット(杉並区)は11月20日、スーパーの業務や食品の流通などが学べる体験型ミュージアム「スーパーマーケッ ト・ミュージアム」を期間限定でオープンした。

同社1号店で閉店した旧野沢店の建物を使った「学習館」と、同日、隣接地に増床移転した「サミットストア野沢龍雲寺店」の店内を見学する「体験館」の2つで構成する同ミュージアム。

今年10月に創業50周年を迎えた同社が、「地域のお客さまに感謝の気持ちとして何かできることがないか」と数年前から企画実現したものだという。

両館とも、主に小学生を対象にした展示・プログラム内容。
学習館(展示面積=約920平方メートル)1階は、スーパーで扱う商品の種類や衛生管理、店内構成などについて写真パネルや模型を使って説明。
中でも、店頭売り場とレジを再現した「POSレジ体験とバーコードのひみつ」では、来館者が本物のレジ打ち体験ができ、バーコードの仕組みについて学べる内容となっている。

同館・地下1階では、同社が取り組む資源回収や循環型リサイクル、主な商品がどのように加工されて売り場に並ぶのかなど写真付きパネルで説明。
そのほか、「手描きPOPづくり」「おかいものリストづくり」などの体験コーナーも設ける。

実店舗見学スタイルの体験館(店舗面積=約2,200平方メートル)は、売り場を自由に見て歩く「フリーゾーン」と、事前申込制プログラム「スーパーマーケットのひみつ発見ツアー」がある。
店内加工・店内調理を強化した新店舗は、1階ベーカリーと総菜の両売り場からバックヤードが見える造りで、目の前で調 理工程を見ることができる。
予約制ツアーでは、同店地下にある精肉・鮮魚作業場でのスライサーやノントレー包装機による加工作業や、マイナス0度・20度の冷凍庫なども見学できる。

「スーパーマーケット・ミュージアムは(学習館・体験館の)二つで一つのミュージアム。
スーパーの歴史を振り返るだけではなく、食の大切さ、スーパーの魅力を伝えることで日本の未来づくりに貢献したい」と同社・田尻一社長。

開館時間は両館とも10時~18時。
入場無料。
来年1月26日まで。

自由が丘経済新聞より

投稿者 trim : 2013年11月25日 15:07