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2013年12月15日

お米甲子園

長浜農高(滋賀県長浜市名越町)は、全国の農業高校が出品したコメのおいしさを競う「お米甲子園」(米・食味鑑定士協会主催)で初の金賞を獲得した。

初挑戦から4年目の金賞に、生徒たちは「携わったコメが選ばれて、すごくうれしい」と喜んでいる。

大会は11月末、宮城県七ケ宿町で開かれ、金賞は5校が獲得した。

長浜農高は、いずれも減農薬で県環境こだわり農産物であるコメ計4品種を出品。
うち、生物活用科作物オペレータ類型の2年4人が担当した品種「にこまる」が金賞に選ばれた。

同高は挑戦初年から「コシヒカリ」で2年連続、特別優秀賞を獲得。
昨年は金賞を狙い「ミルキークイン」を導入したが、最終の食味審査前の機械分析審査で数値が足らず、突破できなかった。

このため今年は、コメ販売会社の薦めもあり、栽培品種に新たに国の九州沖縄農業研究センターが「コシヒカリ」系統の2品種から開発した「にこまる」という品種も導入し、栽培することにした。

栽培を担当したのは、長浜市の山田健太さん(17)、山口聖真さん(17)、米原市の山脇彩奈さん(16)、山崎克浩さん(17)の4人。
ペアになり計30アールの田を任された。

生徒たちは「苗が浮き上がるので、新たに植えるのが大変だった」「夏、次々に生える雑草を取るのに苦心した」「肥料をまく30キロの動力噴霧器が重たかった」などと振り返っていた。

清水順二教諭(50)は「今夏の猛暑で、晩生(おくて)の『にこまる』が高温障害を受けなかったのも大きいかもしれない。生徒たちが努力してくれた」と褒めていた。

京都新聞より

投稿者 trim : 2013年12月15日 22:12