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2013年12月20日

ダウン回収 再利用

スポーツ用品メーカーのゴールドウイン(東京都渋谷区)は、この秋から限りある資源のダウン(羽毛)を回収、精製し、再利用する「GREENDOWN RECYCLE PROJECT」を開始した。

同社は平成20年から持続可能な社会の実現を目的とした環境保全活動「GREEN IS GOOD」を開始。

翌21年春からは不要になった高校生の体操着などを回収して新たな製品として再生する「GREENCYCLE(循環型リサイクルシステム)」の取り組みを展開している。


プロジェクトは、限りある化石燃料(石油)に頼らず新しい製品をつくり、エネルギーの消費量、CO2 石油から生産するのと同じ高純度の原料まで戻すケミカル・リサイクルという方法により、素材を高品質に保持したまま循環することを可能にした。

今回の取り組みの背景について、同社のコーポレートコミュニケーション室の坪井修氏は「現在、羽毛が採取される水鳥の供給量は減る傾向にありますが、その半面、世界的なダウンウエアの流行により、その需要は増加の一途をたどっています」と説明。
回収はグループのブランド製品のみで、受付店舗に直接持ち込むか、送料はユーザー負担で発送してもらう。
坪井氏は「ダウンは丁寧に扱えば100年くらい持ちます。多くのお客さまに環境活動に賛同していただきたいです」と話した。

産経新聞より

投稿者 trim : 2013年12月20日 11:57