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2014年03月25日

『宇宙博 2014』

2014年3月24日、この7月から千葉・幕張メッセで開催される『SPACE EXPO 宇宙博2014 NASA・JAXAの挑戦』記者発表が開催され、公式サポーターとして爆笑問題の太田光、田中裕二の二人が登場した。

トークセッション「爆笑問題の宇宙教室」では、爆笑問題からの宇宙に関する疑問に本博の監修を務める的川泰宣JAXA名誉教授と星出彰彦宇宙飛行士が登壇、質問に答えた。

舞台脇には2012年から火星の地表を探査中のローバー「キュリオシティ(マーズ・サイエンス・ラボラトリー)」のNHK製作実物大模型も登場。

「ISSのくらし ハッキリ言ってどうなのよ?」の疑問には、国際宇宙ステーション(ISS)での宇宙飛行士の生活について、星出宇宙飛行士が回答。
バラエティに富み、日本食も食べられる宇宙食、「枕に頭を押し付ける感覚」を微小重力でも再現するため、頭部を軽く押さえる機能のついた寝袋状の寝床などについて紹介した。
トイレの使い方にも興味津々の爆笑問題、「臭いはどうするのですか?」の質問に、星出宇宙飛行士は「あらかじめ、使用前からファンを回しておきます」と使い方の注意を披露した。
宇宙博では、ISS日本実験棟「きぼう」の実物大模型が展示され、宇宙飛行士が暮らす環境を体験できる。
ただし、「きぼう」にはトイレ設備は付属していない。

「僕も宇宙へいけるのか?」との疑問には、アメリカで進む民間宇宙開発についても紹介。
シエラ・ネバダ社が開発を進める7人乗りの有翼往還機「ドリームチェイサー」が紹介されると、「格好いい!」と爆笑問題の2人から歓声が上がった。
スペースシャトルと共通の翼を持つ「宇宙船」のイメージは強いようだ。
また、大林組などが建設構想を発表した宇宙への低コスト・大量輸送「宇宙エレベーター」についても紹介。
的川教授からは「まだ、もう少し(実現に)時間はかかりそうだけれども」と紹介された。

日本、JAXAからはISS「きぼう」実物大モジュール、小惑星探査機「はやぶさ」と小惑星イトカワ、イプシロンロケット20分の1スケールモデル、NASAからはスペースシャトル「アトランティス」一部の実物大モデル、火星ローバー「キュリオシティ」のNASAジェット推進研究所が製作した実物大モデルなど宇宙開発史に登場する展示が一堂に会する「宇宙博 2014」は、2014年7月19日から9月23日まで千葉県千葉市 幕張メッセ国際展示場で開催される。
【秋山 文野】

レスポンスより

投稿者 trim : 2014年03月25日 10:32