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2014年03月25日

銅資源のリサイクル技術

トヨタは25日、銅資源を使用したワイヤーハーネスについて、矢崎総業と豊田通商、並びに豊田通商取引の中部地区解体業者8社と連携してCar to Carリサイクル技術を世界で初めて開発したと発表した。

従来は、使用済み車両からワイヤーハーネスを取り外す際に付随するヒューズボックスなどの部品が不純物となるため、再びワイヤーハーネスにリサイクルすることが不可能となっていた。

そこで上記各社は、解体業者の前処理も含めた品質条件の確立など共同での技術開発を進め、2011年には、これまで除ききれなかった微小な不純物の混入を防ぐ世界初の機械式選別方法をトヨタが開発した。

2013年からはトヨタの本社工場内に設置した実証ラインで再生銅の少量生産を開始し、矢崎で品質を評価したのちにワイヤーハーネス製造ラインに投入することで実用化を実施し、このほど安定的に生産できる目処付けを完了した。

今回開発した技術では、解体業者が取り外したワイヤーハーネスから、新品銅とほぼ同様に使用できる品質である銅純度99.96%の素材を生産可能としている。

carview!より

投稿者 trim : 2014年03月25日 20:00