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2014年03月04日

「デジタル耳せん」

仕事に集中したいけど、周りがうるさくてやる気が削がれてしまうという経験はだれにでもあるだろう。
そんなときに使いたくなるのが耳せんだ。

周囲の音をシャットアウトし、呼びかけられても電話が鳴ってもひたすら集中……ではちょっとマズいので、実際に使うことは少ない。
耳せんは必要な音までシャットアウトしてしまうし、“あまりにも無音”という状況は逆に不安も感じる。

そこに目をつけたのが、文具を始め多彩な商品をリリースしているキングジムだ。
今回紹介する「デジタル耳せん」は、乗り物内の騒音やエアコンの空調音などを約90%カットし、同時に人の呼びかけ声やアナウンスなどはしっかりと聞き取ることができるという画期的な商品。


本体から伸びているイヤホンは一般的なイヤホンと形状がまったく変わらないので、周囲から“耳せんをしている”と見られることはない。

デジタル耳せんがカットしてくれるのは、エアコンの送風音や電車の走行音、飛行機のエンジン音や冷蔵庫のモーター音など、「環境騒音」と呼ばれる音。
これらの環境騒音をイヤホンに内蔵された小型マイクが集音し、本体内部の高精度アクティブノイズキャンセリング回路が、その逆の音波を出して騒音を相殺するという仕組みになっている。
300Hz以下の騒音は約90%カットされるが、必要な音声は打ち消されることなく聞き取ることができる。

カフェがざわざわしていて気が散る、電車内がうるさくて読書に集中できない、待合室で普通の耳せんだと呼びかけられたかどうかわからなくなる──そんな場合に、デジタル耳せんは大いに威力を発揮してくれるだろう。
イヤホンコードは本体に巻き付けることができ、カバンやポケットへスマートに収納することができる。
単4形アルカリ乾電池1本で、約100時間使用することができるので経済的だ。

耳せんの長所を活かし、短所をテクノロジーで打ち消したこのデジタル耳せん
モバイル時代になり、仕事をする場所が広まった今だからこそ、このアイテムが求められている。

GQ JAPANより

投稿者 trim : 2014年03月04日 11:15